ウサギを飼うとお金はいくらかかるの?飼う場合に必要な物また生涯費用について解説!

ウサギペット

~ウサギを飼おうか検討中の方へ~ 小動物として人気のウサギ。ネコや犬に比べて、その費用は「安い」とお考えではありませんか?ところがウサギも結構費用がかかるのです。ここではウサギを飼ったら、その生涯費用はどれくらいになるのか、また1カ月どのくらいかかるのか、そんな疑問にお答えします。

ウサギも小さく、可愛いので人気のペットですね。しかし、いざ飼おうと思っても・・・・・・

ウサギを飼うとどのくらいお金がかかるのかしら?

あまりかからいような気もするけど

そう思われる方も多いのではないでしょうか?実は案外費用はかかるのです。

yasyakouji
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ウサギの寿命は10年前後と言われています。その生涯にかかる費用は、結論から言いますと、

100万円程度 

と言われています。(アニコム損害保険株式会社のペットにかける年間支出調査より)

これを1カ月の費用に換算すると・・・・・・

100万円÷10年÷12か月=8330円ほど

になります。

以外と費用がかかると思われた方も多いのではないでしょうか?ではいったいどのようなことに費用がかかるのか、お話していきます。

[この記事で分かること]

ウサギを飼う場合に何が必要か分かる

どんなものにどのくらいの費用がかかるのか分かる

ウサギの医療費についてわかる

ウサギを飼うために必要な物とその価格

3羽のウサギ

ここでは、

  • 飼い初めに必要な物とその価格
  • 継続的に必要な物とその価格

の2つに分けてお話していきます。

※すべての物の価格には、結構幅がありますので、ここでは比較的「安い」価格を載せています。

飼い初めに必要な物とその価格

① ゲージ

ウサギにとって、安心する居場所、家になります。ゆったり過ごせるように、大きめのサイズの物を選んであげましょう。

(価格)1万円程度

② トイレ

(価格)1000円程度

③ キャリーバック

病院に連れていくときなどに必要になります。

(価格)4000円程度

④ フード入れ・牧草入れ

これは、「固定式」のものを使った方が、エサ皿をひっくり返してしまうことを防げます。

(価格)各1000円程度

⑤ 給水ボトル

(価格)1000円程度

以上が「飼い初めに必要な物と費用」になります。

その合計は、

1万8000円程度

となります。

これは比較的安い価格ですので、もう少しいいものを買ってあげたたり、買い替えたりすることはありますので、

生涯にかかる費用は、

4万円程度

というのが現実的でしょう。

継続的に必要な物とその価格

① 牧草(ウサギの主食)

 主食になる牧草は、与える量は気にせず、食べ放題になるよう、1日2回は新鮮な物をあげてください。

(価格)1000円程度

② ペレット(ウサギのご飯)

本来ウサギは、様々な種類の草を食べますが、飼っているとそれができません。そこで開発されたのがペレットです。栄養補助食品と考えてください。

牧草と共にあげることで、充分な栄養を取ることができます。

(価格)1000円程度

③ トイレシート

上記の商品は400枚入りで、5000円程度。1枚分12.5円です。1日2枚交換すると1カ月で60枚となり、

(価格)750円程度 

④ トイレ砂

ウサギのオシッコのニオイは強烈です。シートと砂のダブル使いをすると、ニオイは抑えられます。

(価格)1000円程度

④ 電気代

ウサギは、温度変化に大変弱い動物です。夏でも冬でも、一定の温度を保ってあげる必要があるのです。

結果、エアコンなどを長時間かけることになります。このことで、暑い夏や寒い冬には月々の電気代が2000円程度上乗せされます。季節で異なるので、今回は「費用」に含みません。

ここまでの合計で、3700円程度。これもさらに良い物を、と考えると、

5000円程度 と考えるとよいでしょう。

これを10年の生涯で計算すると・・・・・・

5000円×10年×12か月=60万円程度

となります。

「初期費用」としてかかる4万円と、この「継続的にかかる費用」を合算すると・・・・・・

60万円+4万円=64万程度

これがここまでの「生涯費用」となります。

初期費用は少し高けど、月々5000円くらいなら大丈夫だわ

そうですね。ここまでならそれほどの費用とはいえません。お金がかかる話は、実はここからなんです

yasyakouji
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ここまでで64万円。しかし、冒頭で言った100万円には遠いですよね。

では、さらにどんなことにお金がかかるのかお話していきます。

医療費が高いのです

動物病院の看板

アニコム損保の調査によると、ウサギ1羽に必要な年間の医療費は、0歳の場合だと平均8820円、4歳になると、高くなって平均5万748円必要になるとの結果が出ています。

では、0~3歳までは年間8000円かかるとすると、

8000円×4年間=3万2000円

4歳~10歳までは年間5万円かかるとして、

5万円×7年間=35万円

これを合計すると・・・・・・

3万2000円+35万円=38万2000円

となり、「生涯費用」の64万円と合算すると、

64万円+38万2000円=102万2000円

となり、冒頭で言いました、ウサギの生涯費用約100万円になります。

しかしこれは、「平均のマジック」。すべてのウサギにこれだけの医療費がかかるとは限りません。健康優良児のウサギなら、これほどまでもかかりません。

とはいえ、全くケガや病気がなく一生を全うする保証もありません。

では、具体的にどのようなことに医療費がかかるのか見ていきましょう。

ここでは、

  • かけた方が良い医療費
  • 病気やケガにかかる医療費

の2つに分けてお話します。

※医療費は動物病院によって異なります。ここでは平均的な医療費を提示しています。

かけた方が良い医療費

① 避妊手術

(費用)3万5000円前後

ウサギは子宮の病気になりやすい動物です。避妊をしておくことで、そのリスクが減ります。

② 健康診断

(費用)5000円前後

年に2回~3回ほど受けることが推奨されています。1歳からでも受けられるので、9年間継続して受けたとすると、

5000円×年2回×9年間=9円程度

推奨されているのは、5歳からですが、病気やケガのリスクを考えると、このくらいの医療費は「安いもの」とも言えます。

病気やケガにかかる医療費

ウサギによってかかる病気やケガは様々ですので、ここではかかりやすい病気やケガと、その医療費についてお話します。

① 不正咬合 

※歯が異常な方向に生えることで、かみ合わせが悪くなることです。ウサギは一生歯が伸び続けるので、このようなことが起こります。

(医療費)1万5000円程度

② 外耳炎 

(医療費)1万円程度

③ 皮膚炎 

(医療費)1万円程度

④ 毛球症 

※口から摂取した毛が、消化器内に毛玉として溜まってしまう病気です。

(医療費)3万円程度

⑤ 骨折

手術が必要な場合

(医療費)10万円前後

このように、比較的軽症の場合は、1万円~3万円程度で済みますが、手術が必要なケガや病気となると、10万円前後。場合によっては20万円前後の医療費がかかってきます。

急に10万円や20万円は、払えないわ

そう考えるのは当然のこと。実際、高額な医療費が払えず、ペットを捨ててしまうケースもあるのです。

yasyakouji
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では、最後に、この「高額医療費」に対処する方法をお話します。

高額な医療費に対処する方法

全く病気にもならず、ケガもしないウサギなら、それほどの費用はかかりません。ですが、そんな保証はどこにもありません。いつ「高額な医療費」が発生するとも限らないのです。

では、対処する方法はあるのか? 最後にそのことについてお話します。

① 健康管理・生活環境に気をつける

先ほど言いました通り、病気の予防のためには、こまめな「健康診断」をすることをお勧めします。

また、日頃のご飯の質には気をつけて、健康が維持できるように配慮する必要があります。

ウサギは、温度変化に弱い動物です。エアコンなどで、一定の温度の中で暮らせるようにしてください。

ウサギは「散歩」が必要な動物です。外に出す必要はありませんが、室内を自由に「散歩」させる必要はあります。この時、ウサギが電気線をかじってしまわないようにするなど、ウサギがケガをしないように、安心して過ごせる「環境」を整えてあげましょう。

② 良い「動物病院」に通う

医療費の章の冒頭で言いましたように、「医療費」は動物病院によって結構違いがあります。

良い病院は、必要最小限の診断・治療をしてくれるので、医療費を抑えることができます。

反面、過剰な治療を行って、過度な医療費を要求するような動物病院も存在します。

良心的な動物病院を行きつけの病院にしましょう。

③ ペット保険に加入する

ペット保険の中には、月々3000円ほどの掛け金で、手術代を9万円程度保証してくれるものもあります。

継続的な費用にはなってしましますが、「万が一」を考え、加入しておくのも、検討されてはいかがでしょうか。

④ 「ウサギ貯金」をしておく

「ペット保険は無駄になるのでは」と考える方も多いようです。確かに、「掛け捨て」になるので、過剰な保険金を支払うことにもなりかねません。

ですので、病気やケガをした時のために、月々5000円でも、「ウサギ貯金」をする、ということも1つの方法です。これなら無駄になることはありません。

ウサギの場合、医療費が大きくなるのは、4歳くらいからと言われています。月々5000円でも4年間なら、24万円の貯金ができることになります。

まとめ

以上、ウサギの「生涯費用」についてお話してきました。大きくかかるのは、ウサギのみならず、どの動物でも同じように「医療費」です。

ですが、私は「医療費が高いから、ペットは飼わない方がいいですよ。」と言いたいわけではありません。

「どんなことがあっても、一生面倒を見てあげることができるのか?」

そのことを充分に検討してから、動物を飼うか飼わないかを決めてほしいのです。

ウサギも「生き物」です。オモチャを買う感覚で、飼うことはしない方が良いでしょう。

おしまい

この記事を書いた人

50代になり人生をやり直すため、ブログを始める。
元小学校教師。その豊富な知識を生かし、生活の役に立つことや、生活をより豊かにするための情報を、楽しく・分かりやすく発信します!

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