フェレットを飼うとお金はいくらかかるの?飼う場合に必要な物また生涯費用について解説!

フェレットペット

~フェレットを飼うことを検討中の方へ~可愛いフェレットを飼いたいと思っても、「飼うとなるといくらお金がかかるのか」気になる所ですよね。ここでは、フェレットを飼った場合にかかる「生涯費用」や「1カ月にかかる費用」について、分かりやすく解説していきます。

犬や猫に劣らず、人気の高い小動物。中でも愛らしい姿のフェレットが人気上昇中です。しかし、いざ飼おうとすると・・・・・・

フェレットを飼うにはお金がいくらくらいかかるのかしら?

お金がかかる印象はないわねぇ

こんなふうに思われる方は多いのではないでしょうか?
でも意外と費用はかかるのです。

yasyakouji
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フェレットの寿命は5年~10年と言われています。しかし、10年生きるのは少数派なので、ここでは、7年と考えます。7年の寿命をまっとうすると、その「生涯費用」は、

50万円程度

と言われています。

これを月割りすると、

50万円÷7年÷12か月=約6000円

※これ実は、ネコにかかる1カ月の費用に比べて、1000円程度低いだけなのです。(ちなみにネコは1カ月7200円程度です)

では、どのようなことに、どれくらいお金かがかかるのか、見ていきましょう。

※今回の費用については、「フェレット自体の価格」は含みません。

[この記事で分かること]

・フェレットを飼う時に必要な物が分かる

・フェレットにかかる費用が分かる

・フェレットの医療費について分かる

飼い初めに必要な物とその費用

寝ているフェレット

ここでは、

  • 飼い初めに必要な物とその価格
  • 継続的に必要な物とその価格

の2つに分けてお話していきます。

※価格には、幅がありますので、ここでは比較的「安い」価格を提示しています。

飼い初めに必要な物とその価格

① ゲージ 

フェレットのお家になるところです。快適に過ごせるよう、広めの物を用意しましょう。

(価格)1万円程度

② トイレ

トイレはゲージにできる物をお勧めします。固定できないと、トイレの位置がズレたり、ごちゃごちゃになったりするからです。

(価格)2000円程度

③ 給水ボトル

(価格)1000円程度

④ キャリーケース

病院に行くときなどに必要になります。

(価格)5000円程度

⑤ フード皿

(価格)1000円程度

⑥ ゲージマット

フェレットはツルツルした所が苦手です。ゲージの底にマットを敷いてあげましょう。

(価格)3千円程度×2枚=6000円程度

 ※マットは週1くらいで洗濯が必要なので、「洗い替え」のため、2枚用意してくのがいいでしょう。

⑦ ハンモック

「なぜハンモック??」と思われるでしょう。フェレットは体が揺れる状態で眠るのが好きな動物だからです。

(価格)3000円程度×2枚=6000円程度

※マット同様、清潔を保つために、週1で洗った方がいいため、2枚は必要です。

⑧ 爪切り

(価格)500円程度

⑨ イヤークリーナー

(価格)500円程度

その他にも、「おもちゃ」など買ってあげたいものはあると思いますが、今回は費用に入れません。

ここまでを合計すると

3万円程度となります。

継続的に必要な物とその価格

ここでは、「1カ月にかかる費用」としてご紹介します。

① ご飯

(価格)2000円程度

② トイレ砂

(価格)2000円程度

③ トイレシート

(価格)100枚入り1500円程度

※実際には、砂かシートがどちらかを使ってることが多いようなので、「砂」か「シート」のどちらかかの購入になります。

ここまでを合計すると(砂を利用するとして)

1か月4000円程度

これを7年間の「生涯費用」とすると・・・・・・

4000円×7年×12か月=33万6000円程度

となります。

これを「初期費用」と合算すると・・・・・・

3万円+33万6000=36万6000円程度

となります。

以上、ご紹介した物の他に、「おやつ」「おもちゃ」などを買ったり、買い替えが必要になる物もあるでしょう。

また、フェレットは暑さに弱い動物。季節によってはエアコン代などもかかってきます。

これらを考慮すると、現実的な「生涯費用」は、

40万円程度

となるでしょう。

月割りすると・・・・・・

40万円÷7年間÷12か月=約6760円

このくらいなら、飼っていけそうだわ

そう思われる方も多いと思います。しかし、お金がかかる話はこれからなんです。

yasyakouji
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医療費がかかるのです

動物病院の看板

どの動物に限らず、「医療費」は高いものです。人間のように「健康保険」がないからです。

「アニコム損保」の調査によると、フェレットにかかる年間の医療費は、

平均1万5000円程度

これをフェレットの寿命7年間で換算すると、

1万5000円×7年間=10万5000円程度

これを、先ほどの「生涯費用」40万円と合算すると、

40万円+10万5000円=50万5000円となり、

冒頭でお話した約50万円となるのです。

ただし、これは「平均のマジック」。すべてのフェレットにこれだけの医療費を必ずかかるわけではありません。

とはいえ、一生病院にかからないでいられる「保証」もありません。

医療費は「必ずかかるもの」と思っている方が良いでしょう。

それでは、フェレットにはどれくらい「医療費」がかかるのかお話していきます。

ここでは、

  • かけた方が良い医療費
  • 病気やケガにかかる医療費

の2つに分けて説明します。

※「医療費」は、動物病院によって違いがありますので、ここでは、平均的な医療費を提示しています。

かけた方が良い医療費

① 予防接種

フェレットは、「ジステンバー」や「フィラリア」という病気を予防するために「予防接種」をお勧めします。

年齢によって打つ回数がことなるので、ここではわかりやすいよう1年に1回の接種とします。

(医療費)1回 4000円程度

これを7年間すると、

4000円×7年間=2万8000円程度

② 健康診断

これも、年齢によって費用などは異なってきます。

・0歳~2歳までは2000円程度

・3歳以上~6000円程度

・5歳以上~1万円程度

となっています。

健康診断は1年に1回が推奨されていますので、

7年間で4万8000円程度

となります。

ここまでの「医療費」を合算すると、

2万8000円+4万8000円=7万6000円

これで、病気の予防ができるのなら、「安い」のではないでしょうか?

病気やケガにかかる医療費

フェレットによって、かかる病気やケガは様々。ここではフェレットがかかりやすい病気と、その治療費。またケガの治療費についていくつかご紹介します。

※すべて、手術が必要な重度な状態の医療費です。

① 副腎腫瘍

(医療費)8万円程度

② インスリノーマ

(医療費)15万円程度

③ リンパ腫

(医療費)抗がん剤を投与します

     1回2万円程度

ガンが消滅するまで、投与は続きます。

④ 骨折

(医療費)2万5000円程度

※骨折の状態がひどい場合は、10万円程度かかることも。

⑤ 誤飲

(医療費)15万円程度

もう一度言いますが、これは手術が必要な場合です。ですが手術を必要としない治療でも、1回の診察で平均1万~2万円くらいはかかります。

このように、小動物のフェレットといえど、「高額な医療費」が発生する可能性があるのです。

実際、医療費が払えず、ペットを捨ててしまうケースもあるのです。

このような医療費に対処するにはどうしたら良いのでしょう?最後にその対処法についてお話します。

高額医療費に対処するために

① 健康管理・生活環境に注意する

先ほど言いました通り、フェレットの「予防接種」「健康診断」はそれほど費用がかかるものではありません。

大きな病気にならないよう、日頃から健康管理を行いましょう。

また、フェレットは「室内散歩」が必要です。ケガや誤飲などしないよう、安心して暮らせる環境づくりをしてあげてください。

② 良い動物病院に通う

医療費は、動物病院によって、結構な違いがあります。良心的な動物病院は、医療費の負担を減らしてくれるよう、必要最低限の治療だけをしてくれたりします。

反面、必要以上の診察、治療を行って、できるだけ多くの医療費を払わせようとする動物病院も、実際あるのです。

良心的な動物病院を見つけることをお勧めします

③ ペット保険に加入する

月々3000円ほどの出費にはなりますが、手術代を10万円程度保証してくれる保険もあります。今や、ペット保険も数多くあるので、掛け金と保証金額を比較検討して、良い保険に加入することで、高額医療費に対処できます。

④ 「フェレット貯金」をする

保険だと掛け捨てで、もったいないと考える人も多いようです。「フェレット貯金」なら無駄もなく、医療費のためのまとまったお金が用意できます。

フェレットの医療費以外の「生活費」はそれほど高いものではありません。さらに月々5千円程度の貯金なら、あまり負担にもならないのではないでしょうか?

月々5000円でも、フェレットの医療費が大きくなる4歳までに、24万円の貯金ができます。

まとめ

以上のように、費用で問題になるのは、どの動物でも同じ「医療費」です。

私はこの記事を通して「医療費は高いからフェレットは飼わない方がいいですよ」と言いたいわけではありません。

どんなことがあっても、フェレットの寿命まで面倒を見ることができるのか、飼う前に、このことをよく検討してから、飼うことをお勧めしているのです。

動物は「生き物」です。「おもちゃ」を買うような感覚で飼うことはしないほうが良いでしょう。

おしまい

この記事を書いた人

50代になり人生をやり直すため、ブログを始める。
元小学校教師。その豊富な知識を生かし、生活の役に立つことや、生活をより豊かにするための情報を、楽しく・分かりやすく発信します!

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