夏になると、薄着になることもあり、お腹の「ぽっこり」も気になるものですね。お腹をスッキリさせようと、努力されている方も多いでしょう。でもその努力が間違っていたとしたらどうしますか?今回は、「ぽっこりお腹」を解消する8つの常識について解説します。
お腹が出てきたから、お米を減らして、野菜を多く食べなきゃ。
お腹周りをスッキリさせたいから、おやつは食べないようにしなくちゃ。
これ、実は間違いです。ではどんな食生活をすれば、「ぽっこりお腹」は解消できるのでしょうか?
「ぽっこりお腹」を解消するには、
- 体を冷やさないこと
- 食べ過ぎないこと
この2つが重要です。
「食べ過ぎないのは、当たり前でしょ?」と思われるでしょう。
ですが、食べ過ぎないために、野菜を多めに食べたり、お米を減らしたり、おやつを我慢したりしていませんか?
でも、それは間違いです。
では、どんな食生活をすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
体を冷やさないための3つの常識
「ぽっこりお腹」を防ぐには、「体を冷やさないこと」が大切です。
体が冷えると、血流が悪くなり、内臓脂肪がたまりやすくなり、「ぽっこりお腹」が出来上がってしまうからです。
では、体を冷やさない食事とはどういうものなのでしょうか?
「お米を減らす」は間違い
「お米を食べると太る」と思っていませんか?
ですが、それは間違い。
お米に含まれている「糖質」は、体温を保つために必要不可欠ものです。
また、お米は日本人の胃腸にとって、たいへん消化しやすい食材です。
理想は、ご飯・汁物・主菜・副菜・香の物がそろった献立です。
体を冷やさないためにも、「ご飯」はお茶碗1杯分は食べた方が良いのです。
「便秘には食物繊維」は間違い
「便秘」になると、お腹が出たりしますね。便秘を解消しようとして、「食物繊維」をたくさん食べるのは間違い。
腸は、水分の出入りが多い器官です。食物繊維をとりすぎると、消化しきれず、腸の表面が荒れてしまいます。
腸の表面が荒れると、水分の出入りが悪って腸がむくんでしまいます。
それにより、周囲の内臓も冷えてしまうのです。
また「小麦」も注意が必要です。
昔から小麦を食べてきた欧米人とは違い、日本人は小麦を消化するのが苦手です。
小麦を大量にとると、体が冷えて、お腹の周りに脂肪がついてしまいます。
「たっぷりの水を飲む」は間違い
体内の「めぐり」を良くしようとして、水をたくさん飲むのは間違い。
水分をとることは大切ですが、大量に飲むと胃腸が冷えてしまい、お腹が出る原因になります。
ご飯やみそ汁など、水分を多く含む「和食」を食べていれば、必然的に水分の摂取量も増えます。
プラス、2杯程度の水を飲めば、摂取すべき水分量として充分です。
食べ過ぎないための5つの常識
食べ過ぎないためには「我慢して食べものを減らす」を考える方も多いでしょう。
ですが、それは間違い。
食べ物は、体をために「栄養をとる」という役割の他に「心を満たす」という役割もあるからです。
食事制限などをしては、心が満たされません。
その結果、なんとなく食べ始めた「おやつ」が止まらなくなるなど、余計に食べてしまい、お腹が出てしまう、ということが起こります。
では、どのような食事がいいのでしょうか?
「食事時間は規則正しく」は間違い
3食規則正しく、たっぷり食べることが必要なのは、成長期の子どもの場合。
大人なら、朝食は軽く済ませたら、お昼はしっかり食べるなど、自分のお腹に合った調整をした方が良いでしょう。
また、時間に合わせて食事をとることも間違い。
本当に空腹になったときは、食べたいものが自然に思い浮かんだ時です。
時間が来たから食べる、のではなく「本当の空腹時」に食べることで、体も心も満たされるのです。
「食事前の1杯の水」は間違い
なんとなく飲む、食事前の水。ですがこれも間違い。
最初に水を飲んでしまうと、胃液が薄まり、消化が悪くなってしまいます。
代わりに、したほうがいいのは、3回の深呼吸。
これには、はやる気持ちが抑えられ、食べたいものが冷静に見極められ、食べ過ぎを防ぐ効果があります。
「肉や油は太る」は間違い
太らないために肉や油を控えるのは間違い。
肉や油に含まれる、タンパク質や脂質も体を守るために必要な物。
肉や油を控えて、野菜をたくさん食べようとしないで、タンパク質や脂質をしっかり取った上で野菜を食べるのが良いでしょう。
肉や魚は、1日あたり両手の平くらいの大きさの物を食べるのが目安。
油は、オメガ3脂肪酸を含む、えごま油などを、1日に小さじ1杯程度をとるのが目安です。
「おやつやお酒は我慢」は間違い
お腹をスッキリさせたいから、「おやつは我慢!」という方も多いでしょうが、それは間違い。
食事をしっかりとった後でも、「おやつが食べたい」と思ったら、我慢せずに食べましょう。
ただし、ケーキはやめて、ゼリーにするなど、「ヘルシー」なものにしておいた方が良いでしょう。
お酒も同様。
もちろん、食べ過ぎ・飲み過ぎはいけませんが、おやつやお酒は「心の栄養」です。
どうしても食べたい・飲みたいのなら、それはあなたにとって「必要なもの」なのです。
体は本来、自分に必要なものを欲します。食べたいものを、食べたい時に食べることが、「食べ過ぎ」を防ぐ近道になるのです。
「食べた後に罪悪感を持つ」は間違い
「あ~、また食べてしまった!」など、食べた後に後悔したり、罪悪感を持つのは間違い。
脳は、体に直結しています。「これを食べたら、太るかも」などと考えて食べると、本当に太ってしまいます。
食べるときは、楽しみましょう。
好物を食べたなら、罪悪感などは持たずに、素直に「美味しい!」と思って食べることが大切です。
心が満たされることは、食事をする上で非常に大事なことなのです。
まとめ
以上、
- 体を冷やさないための3つの常識
- 食べ過ぎを防ぐための5つの常識
について解説しました。
現在、健康に関する情報が飛び交っています。その情報を鵜のみにして、自分に本当に必要なのを我慢していては、体も心も満たされません。
また、今は「ストレス社会」と言われています。ストレスから、ついつい食べ過ぎてしまうこともあることでしょう。
ですから、食事の時くらいは、ストレスなく、楽しい時間にすることをお勧めします。
食事は、本来「体と心を満たす」ものなのですから。
おしまい
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