~イライラやストレスを解消したい方へ~ 仕事に家事、育児と忙しい毎日を送っている主婦の方は、「イライラ」や「ストレス」を感じることも多いでしょう。「イライラ」や「ストレス」の少ない生活をするためには「α(アルファ)波」がカギとなります。今回は、「α波にはどのような良い効果があるのか?」「α波を出す方法とは?」などについて解説していきます。

何をしても、リラックスした気にならないのよねえ💦
いつもイライラしてるせいか、仕事する気になれない!


このような方は多いことでしょう。リラックスしたり、「意欲」が湧くためには「α(アルファ)波」がカギとなります。
・α波が何か分かる
・α波による効果が分かる
・α波を出す方法が分かる
・リラックスできる方法が分かる
α(アルファ)波の効果とは?

「α波」とは脳波の一種で、リラックスしていたり、集中している時に発生するものです。正確には、「α波が出るからリラックスできる」のではなく、「リラックスしている状態=α波が出ている状態」ということです。
では、「α波が出ていると、どのような良い効果がある」のか具体的にお話します。
ストレスを解消してくれる
α波が出ている脳では、「β(ベータ)エンドルフィン」というホルモンが分泌されます。このホルモンは「脳内麻薬」とも呼ばれ、鎮痛効果や幸福感などが得られます。
マラソンなどで、苦しい状態が続くと、そのストレスを軽減させるため「β(ベータ)エンドルフィン」が分泌され、「ランナーズ・ハイ」の状態になることは、良く知られています。
マラソンの時だけでなく、日常のストレスも、このホルモンが分泌されることで、軽減されます。
やる気や意欲が出る
α波が出ている脳には、通常の1.5倍以上の血液が流れ込みます。この血液が、体中に多くの酸素を送り込みます。非常に「エネルギー」がある状態になります。
α波によって蓄えられたこのエネルギーは、「願望」や「目的」を達成するためのエネルギーなのです。つまり、「やる気」「意欲」が高まっている状態と言えます。
これは当然、大人だけでなく、子どもにも言えることです。「リラックスした状態=α波が出ている状態」を作ってあげることで、学習に対する「意欲」は高まります。
さらに、α波が出ていると、「記憶力」「集中力」も向上すると言われています。
ぐっすり眠れる
良い睡眠とは、眠ってすぐにやってくる「深い睡眠」がどれだけ深いかで決まります。眠ってからすぐに「浅めの睡眠」になってしまうと、目覚めても疲れが取れない状態になってしまいます。
寝る前は、リラックスしてα波が出ている状態になることが大切です。
身体の免疫力がアップ!
α波が出ている状態では、血行が良くなります。このことにより、疲労回復や腸を整える効果が期待できます。
人間は、「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」を持っています。この細胞は、ガン細胞などが増殖すると、それを取り囲んで、殺してくれます。
α波が出ている状態のときは、このNK細胞が活性化します。つまり体を免疫力がアップするのです。
さらに、細胞が活性化されるので、「老化防止」の効果もあります。
コラム 記憶力アップには「シータ(Θ)波」が最高!
先ほど、「α波の状態は記憶力をアップさせる」と言いましたが、この「シータ波」が出ている状態が、「記憶力」を最高に高めてくれます。「記憶力のアップ」は当然「学習力のアップ」につながります。
シータ波は、α波よりさらに深いリラックス状態の時に現れる脳波です。
記憶力は、「リラックスすればするほど高まる」ということになります。
また、新しいことに「興味」や「好奇心」を持った時にも発生します。反対に、飽きたり、マンネリ化しているときには出ません。
子どもは、興味を持ったものには、すごい集中力で取り組みます。この時、脳の中ではシータ波が発生しています。
興味を持つものは簡単に憶えられます。ゲームのことやアニメのことなどは、すぐに憶えてしまいますよね。
つまり、興味・関心が高いものに出会うと、シータ波の効果により、子どものみならず、人の「記憶力」は格段に向上するのです。
子どもの「記憶力アップ」「学習力のアップ」には、好奇心を持ち続けられるものとの出会いが必要なのです。
α波を出す方法とは?

α波が出ている状態は「いいことずくめ」であることがわかりましたね。
では、ここからは、具体的にどのようなことをすると、α波が出ている状態=リラックス状態を作ることができるのか? というお話です。
リラックスできる音楽を聴く
良い音楽を聴くことで、α波が出てます。特に寝る前などはお薦めです。リラックスできて質の良い睡眠がとれます。
では眠りやすい音楽とは、どんなものでしょうか?
① 歌詞が入っていない音楽
歌詞が入った音楽は、気分が高揚したりして、ストレス発散には良いですが、眠る前にはふさわしくありません。歌詞があると、その歌詞を聞いてしまい、脳が活動してしまうからです。
② 高周波音は入っている音楽
4000ヘルツ以上の高周波は、脳をリラックスさせて、α波を発生させてくれます。モーツアルトの音楽には、3500~4500ヘルツの高周波音が多く含まれています。
③ 自然の音
川のせせらぎ・波の音・鳥のさえずりなど、自然にある音も効果的です。いわゆる「ヒーリング音楽」ですね。自然の音には「1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムを持っていて、これが脳波をα波の状態にしてくれるのです。

今や音楽は、CDではなくスマホで聞く時代ですね。α波のでる音楽についてのYouTubeが多数ありますので、検索してみてはどうでしょうか?
大浴場に行きましょう!
広い大浴場には、「マイナスイオン」がたくさん出ています。マイナスイオンを多く発せさせるには、たくさんの湯量と広い空間が必要です。
お家のお風呂では、狭いためマイナスイオンは、あまり発生できません。マイナスイオンには疲労回復・精神安定などリラックス効果があります。これにより、脳にα波が発生するのです。
大浴場でα波がでるのは、以下の4つの効果によるものです。
① 温熱効果
熱により、血行良くなり新陳代謝が活発になります。これにより、疲労回復、肩こりや腰痛の改善ができます。
② 浮力効果
お湯の中では、体重が1/10に感じられます。そのため、解放感を感じリラックスできます。
③ 静水圧効果
水圧により血管が圧迫されて、血液やリンパの流れを促進します。特に足の先など、心臓から遠い部分の新陳代謝が高まります。
④ HSP効果
疲労やストレスで、傷んでしまった細胞を修復してくれるのが「HSP(ヒートショックプロテイン)というたんぱく質です。
大浴場の熱いお湯に入ることで、この細胞が増加します。免疫力のアップ・美容・老化防止などに効果があります。
時間に余裕がなく、大浴場に足を運ぶことができない方も多いでしょう。ですが、大浴場に行く余裕を作ることが、もうすでにリラックスできてる状態になっているとも言えます。大浴場は本当にリラックスできるので、是非行かれることをお勧めします。

ここでは、詳しくお話しませんが、上記の他にも
- 自然の中を散歩する
- 瞑想する
- コーヒーの香りをかぐ
などによっても、α波が出ます。ご自分に合った方法をいろいろと試してみるのも良いでしょう。
まとめ
以上、α波について解説してきました。日々の仕事に追われ、リラックスする時間が持てない方は多いでしょう。しかし、明日からの「活力」を養うためにも、「脳にα波が出る状態」となる時間を作る必要があります。
主婦の方たちは、仕事に育児に家事にと、忙しく時間が取れない場合もあるでしょう。週に1日の中の数時間でも、旦那さんなどに子どもを預けるなどして、日常と違う行動をしてみてはいかがでしょうか?
そんな時間を過ごすことで、「前向きな気持ち」でお家に帰れると思いますよ。
おしまい
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