今年(2022年)は猛暑が続き、熱中症の危険が高まりそうですね。マスクをしていることで、その危険性が増すことが懸念されています。今回は政府から出ている「マスク着脱指針」について解説します。
大人の熱中症の危険だけでなく、子どもたちが、体育の授業などでマスクをしていたために、熱中症になるケースも増えています。
これらのことを危惧してか、政府からは「マスク着脱指針」というものが出されています。
その指針によると、もう屋外では、ほとんどマスクをする必要はないのです。
ですが、どれだけの人がそのことを知っているでしょうか? 私の住んでいる所でも、道を歩いている人全員が、マスクをしています。
かくいう私も知りませんでした。
ということで、
今回は、政府から出ている「マスク着脱指針」にもとづいて、「マスクをはずせる条件」について簡単に解説します。
※この記事は「北海道新聞 令和4年6月27日夕刊・第1面」の記事をリライトしたものです。
マスクをしなくて良い条件(屋外)
屋外で、マスクをはずしてもいい条件は以下の2つです。
- 会話しても、距離が2m以上離れている場合。
- 距離に関係なく、会話をほどんどすることがない場合。
つまり、通勤・通学など、道を「普通に」歩いている場合は、マスクは必要ない、ということです。
逆に言えば、マスクを着用しなければいけないのは、「近づいて会話する」場合のみ、ということです。
今でも、通勤や移動で、外を歩いている人は、マスクをしていますが、実はそんな必要はないのです。
知り合いや、友だちと会話しながら歩く場合には、マスクが必要ではありますが。
マスクをしなくて良い条件(屋内)
屋内では、今だマスクを着用を義務付けている所は多く見られます。
ですが、図書館や美術館など、2m以上離れて、会話がない場合は、マスクの必要がない、と政府の指針では言っています。
なぜマスクをはずさないのか?
このような「指針」が出ているのも関わらず、今だマスクをする人は減りません。
どうしてなのでしょうか?
北海道新聞によると、このようにマスク着脱の指針があることすら知らない人も多いとのこと。
後藤厚生労働相が、6月21日の記者会見で、
「屋外では、近距離で会話する場合以外では、マスクをはずしてほしい」と呼びかけましたが、正直、私も知りませんでした。
専門家によると「首相レベルのインパクトのある発信をしなければ、誰も応じないのでは?」と話しています。
また、日本人の国民性にも原因があると指摘されています。
日本は、同調圧力が強く、周囲の行動を見てから、自分の行動を決める、という風潮がある。
コロナ禍で「マスク警察」という言葉も登場したこともあり、マスクをはずしづらい雰囲気が、漂っている。
北海道新聞6月27日 夕刊第1面の記事より
以上のような理由から、マスクをしないで外には出ずらい、とある専門家は言います。
さらに「マスクがマナー化」してることも、マスクをしている人が多い理由として、挙げられています。
とはいえ、外したいと思っている人も多いでしょう。今年の猛暑は厳しいものになりそうです。
マスクは、熱中症の危険を高めるとも言われています。
皆さん、思い切ってマスクをはずしてみてはどうでしょうか?
おしまい
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