~高級レストランに行こうとされている方へ~高級レストランに行きたいけど、「マナーがよくわからない」という方も多いことでしょう。今回は「レストランでの食器の使い方」「マナーの良い食事の仕方」などについて、分かりやすくお話していきます。

久しぶりに高級なレストランに行くんだけど、食事のマナーが気になるわね
変なことして、恥ずかしい思いはしたくないわね


こう思われる方も多いでしょう。マナーを知らない方も、忘れてしまった方も、大人として知っておいた方が良い「食事のマナー」について解説します。
・レストランでの食器の使い方が分かる
・レストランでの食事の仕方が分かる
・レストランでの正しい「ふるまい方」が分かる
・ワインの試飲について分かる
基本的な食事のマナー

ここからは、食器やナプキンの使い方や食事のマナーなどについてお話ししていきます。
フルコースの基本的なテーブルセッティング

基本的なテーブルセッティングはこのようになっています。ナイフとフォークは、外側から順に使っていきます。
間違って使っても気にしない。お店のスタッフが代わりを持ってきてくます。
ナプキンの正しい使い方
① ナプキンは、注文が終わってから膝の上に置きます。
② 2つに折って、折り目がお腹側になるように膝に置きます。
③ 口を拭くときは、折った内側を使います。自分のハンカチやティッシュを使うのはNGです。
④ 食事の途中で席を立つ場合、ナプキンは椅子の上に置きます。
⑤ 食事が終わって、ナプキンをテーブルに置く場合、キチンとたたまずにテーブルに置きましょう。キチンとたたむと「料理がまずかった」という意味になってしまいます。
スープ・パン・ライスの食べ方
日本の場合、スープの飲み方は「イギリス流」が主流です。
手前から奥に向かってスープをすくいます。ちなみに「フランス流」が逆で、奥から手前に向かってすくいます。
パンは、一口ずつちぎって食べます。パン用の皿がなければ、直接テーブルクロスの上に置いてもかまいません。
ライスは、ナイフを使って、フォークに乗せて食べます。この時、フォークの背に乗せる必要はありません。フォークをスプーンのように持って、フォークのお腹に乗せても大丈夫です。
レストランでの「ふるまい」

ここからは、レストランでの「ふるまい方」やワインについてお話します。
レストランではレディーファースト
「ふるまい」としては、「レディーファースト」が基本です。レストランのドアは男性が開けて、まず女性を先に入店させます。
バック以外の大きな荷物やコートなどは、クローゼットに預けます。
店に入ると、スタッフが椅子を引いてくれます。まず女性が先に座り、その後男性が座ることになります。
女性がバックを持っている場合は、椅子の背もたれと体の間に置くか、椅子の下に置きましょう。
何もしないのが正解
ナイフやフォークを落としても、自分で拾ってはいけません。スタッフを、手を上げて呼んでください。スタッフが拾ってくれます。
ワインを自分で注ぐのはマナー違反です。グラスのワインが少なくなってきたら、スタッフが注いでくれます。
また、フォーマルなお店では、テーブルで会計を済ませることがよくあります。食事が終わったら手を上げて、スタッフを呼びましょう。
ワインのテイスティングは代金がかかる
ワインが口に合うかテイスティングして、「いかがなされますか?」と聞かれること、ありますよね。
この時「口に合わないので違うワインにしてください」となった場合、テイスティングしたワインはタダなのでしょうか?
いえ、代金が発生するのです。
テイスティングしたワインをそのまま注文しないと、開けてしまったワインの料金が発生してしまいます。
テイスティングとは、そもそも「ワインが劣化していないか」を確かめるもの。「好みに合わないから」というというのは、ワインを代える理由にならないのです。
もちろん、「ワインが劣化」していたなら、テイスティングのワインに代金はかかりません。
ですから、ワインを注文する前には、予算や好みをスタッフに相談しましょう。そうすれば、テイスティングしたワインをそのまま注文することになるでしょう。
まとめ
「マナー」とは、一緒に食事をする人や、同じ店内にいる人に、「不快」な思いをさせないためのものです。
音を立てて食事をしたり、大きな声で会話したりすることは、周りの人を「不快」にさせてしまい「マナー違反」になります。
ですが、ナイフとフォークを間違って使うことなどは「マナー違反」ではありません。
あまり「マナー」を気にしていても食事はおいしくありません。分からないことがあれば、堂々とスタッフに聞けばよいのです。
おしまい
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